コンサルタントってどんな思考・マインドなの?書籍『コンサル脳』から得た学び3選

コンサル
元教師
元教師

こんにちは!データサイエンティストの青木和也(https://twitter.com/kaizen_oni)です!

今回の記事では、書籍 『コンサル脳』 を読んで、コンサルタントとしての思考法やコミュニケーションのあり方について学んだことを3つご紹介いたします!

現在、私はコンサルタントとしてのキャリアをスタートさせましたが、日々の業務の中で 「コンサル的なマインドになりきれていない」 と感じることが多くありました。具体的には、

  • クライアントに対して「何をすべきか?」を主体的に提案できていない
  • 小さなタスクに集中しすぎて、全体の構造を俯瞰する視点が欠けている
  • 成果を出すための最適な動きを、自分で考えていない

コンサルタントは 「価値を提供する」 ことが本質であり、単なる作業者ではありません。
しかし、自分はまだ「言われたことをこなすだけ」になってしまっており、本当の意味での 「クライアントの意思決定を支援するプロフェッショナル」 にはなれていないのではないか?と感じていました。

そこで、コンサルタントの思考法を学ぶために 本書を手に取りました。

本書の概要

本書は、コンサルタントに必要なスキルを体系的に学べる一冊です。特に、「日本語力」「論理力」「コミュニケーション力」の3つを中心に、コンサル的な思考を身につける方法が解説されています。

本書の章立ては以下の通りです。

  1. 序章 コンサルタントの市場価値とは?
  2. 第1部 コンサル脳をつくる三大基本スキル
    • 日本語力
    • 論理力
    • コミュニケーション力
    • 学び方を学ぶ
  3. 第2部 コンサル脳を鍛える錬成ドリル
  4. コンサル脳を鍛える10冊

[本書読了前] 本書から得たい学び

私が本書から得たい学びは以下の3つです。

  • 今の自分になく、「コンサル脳」にあるものは何か
  • 今の自分と「コンサル脳」の差分を埋めるために自分にできることは何か
  • コンサルとしてあるべきマインドセットとは

自社の「コンサル的な考え方ができる人」と自分を比べた時に、「同じ思考ができていない」「同じマインドを持てていない」ということが非常に多くあります。

「コンサルの人の考え」を少しでも取り入れようと、本書を手に取りました。

本書から得た学び

私が本書から得た学びは以下の3つです。

  • クライアントの話を「気になる異性にするように」深く聞く
  • 指示語を使わず、明確に伝える
  • 伝えるときに「共有・相談・依頼」を明確にする

順を追って解説していきます。

クライアントの話を「気になる異性にするように」深く聞く

コンサルタントの仕事は 「クライアントの意思決定を支援すること」 です。
しかし、意思決定を支援するには、まず 「この人は自分のことを理解してくれている」 とクライアントに感じてもらう必要があります。

そのためには、 相手の話を途中で遮らず、徹底的に聞くことが重要 です。

私自身、研修の振り返りや、クライアントへの提案の場面で、クライアントの話に強く共感をしているがゆえの過剰な相槌や、クライアントと活発な議論をしたいがゆえにクライアントが話し終える前に被せて話してしまったことがありました。

「議論をスムーズに進めたい」「自分の意見を伝えたい」という気持ちから無意識にやってしまっていたのですが、結果として 相手にとって『話を聞いてもらえていない』という印象を与えてしまう ことになっていました。

今後意識すること(実践方法)

  • 相手が話し終わるまで絶対に口を挟まない
  • 表面的な質問ではなく、本当に興味を持って質問する
  • Why(なぜ)を徹底的に掘る
    • なぜそう思ったのか?
    • なぜそう考えたのか?
    • なぜそうなっているのか?

指示語を使わず、明確に伝える

コンサルタントは、クライアントや上司とスムーズに意思疎通を取る ことが求められます。
しかし、指示語(この・その・あの・どの など)を使うと、相手は 「どの話をしているのか?」 を確認する時間が必要になり、意思決定が遅れてしまいます。

以前の職場において、私はSlackやメール、会議の場などで 「これについてですが…」「その件ですが…」 という表現をよく使っていました。
しかし、クライアントや上司から 「このってどの話?」 と確認されることが多く、結果として 無駄な確認のやりとりが発生してしまっていた ことに気づきました。

今後意識すること(実践方法)

  • 指示語(この・その・あの・どの)を極力使わない
  • 「誰が・いつまでに・何を」を明確に書く
  • プロンプトエンジニアリングのように、解釈の余地がない文章を作る

伝えるときに「共有・相談・依頼」を明確にする

クライアントや上司とのコミュニケーションでは、「自分が何を求めているのか?」を明確にする ことが重要です。
本書では、「伝える内容は 共有・相談・依頼 の3つに分類できる」と述べられています。

以前、上司に対して 「緊急でお話ししたいことがあります、実は今こういう状況なのですが…」 と状況の説明から話し始めたことがありました。
しかし、私が「共有したいのか、相談したいのか」が不明確だったため、上司は 「後で話そう」 と区切ってしまいました。

今後意識すること(実践方法)

  • 「これは共有ですが~」と最初に伝える
  • 相談するときは、「提案」までセットで話す
  • 依頼するときは、明確に「○○をしてください」と伝える

まとめ:コンサルタントのコミュニケーションを磨く

今回の記事では、書籍 『コンサル脳』 を読んで、コンサルタントとしての思考法やコミュニケーションのあり方について学んだことを3つご紹介いたしました!

  1. クライアントの話を恋人のように深く聞く(相手を遮らず、Whyを深掘りする)
  2. 指示語を使わず、解釈の余地がない伝え方をする(プロンプトエンジニアリングの発想)
  3. 「共有・相談・依頼」を明確にして、目的を持って話す

どれも、「相手にとって分かりやすく、納得しやすい伝え方をする」という共通点があります。
コンサルタントの仕事は 「クライアントの意思決定を支援すること」 であり、そのためには、相手が正しく情報を理解し、スムーズに決断できる状態を作ることが重要 です。

この3つを意識するだけでも、日々の業務の中での 「伝わる力」 が大きく変わると感じました。
コンサルタントだけでなく、仕事でのコミュニケーションを改善したいすべての人におすすめの一冊です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました